母の茜だ。俺も「おはよ」と返すと、すぐさま朝食の置かれたテーブルへと駆け付ける。
すると母は、俺の意図を察したかのように、「ご飯は着替えたあとね」と苦笑して言ってきた。
ちぇっ、と不貞腐れながら着替えに行くため、食卓から出ようとすると、父の紅希に当たる。
「おはよう。前見て歩けよ、龍也。」と言ってきた。
「はぁ〜い」と適当に返事を返し、着替えに自室に向かう。
自室につくとすぐさま制服に着替えて、鞄を持ち、足早に食卓に向かう。
食卓に着くと、二人とも飯を食っていた。俺も、すぐさま椅子に座り、箸を握る。
「いっただっきま〜す!」
とふわふわの卵焼きにかぶりつく。できてから少し時間がたっているが、美味い。
焼き魚にかぶりつき、ご飯をかきこむ。味噌汁を飲んでフィニッシュ。