あーくは叫び続ける。
片思いし続け、やっと告白して、付き合い始められたと言うのに。
あ「返して…。ふわを返してよｯ!!」
その鋭い瞳からは、涙は流れ続けている。
み「わー、怖い怖い。ん〜、そんなに返してほしい?なら…」
教えて上げようかな〜、どうしよっかな〜、とため続ける。
と、突然未来が
未「教えてあげても良いんじゃない、”鬼”さん?」
さっきまで泣いていたのが嘘の様に、その光の宿っていない瞳で告げる。
み「…未来、あんた……。」
大きく目を見開いて、驚いた様子で未来を見るみりん。だが、すぐに元のみりんを取り戻し、
み「じゃあ特別に教えてあげるわ。ん〜、そうね、どちらか一人は生き残って、どちらか一人は死ぬ、サドンデスバトルにしよっか。残酷な世界だもの、そんなこと、よくあるでしょ?」
どちらかは死んで、どちらかは生きる。酷いものよね、と何処か寂し気な瞳で呟くみりん。
そして、それを聞いた瞬間、あーくは床に落ちている千枚通しを広い、
あ「未来、ごめんね。」
と言うと、その千枚通しは、未来の心臓へと、深く突き刺さった。

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