柚木の家についた
せいろ:久しぶりだな···
母:ボーっとしてないで、早く入りなさい!
せいろ:お邪魔しま〜す
おばさん:あら、せいろくじゃな〜い。
待ってたのよ、ほら上がって上がって。
そして、仏壇に向かって正座をした。
母が火の付いた線香を渡す。
せいろ:ゆず、久しぶりだな。
長い間、挨拶に来れなくてゴメンな···それと、今日は言わないといけないことがあるんだ···
せいろが何かを言おうとしたとき、おばさん達の話が聞こえた
母:そうなのよ〜、うちの子はまだ柚木ちゃんが亡くなった事引きずってるのよ〜
おばさん:へぇ〜、そうなの。
クヨクヨして情けないわね〜
母:でしょぉ〜、アハハハっ
おばさん達の笑い声でせいろの押さえていた感情が溢れた。
せいろ:ふざけるなっ!、毎回毎回そうやって···ゆずが死んでもお前らは気にしないっていうのかっ!!
バタンッ、せいろは家を飛び出した