CHIBI QUEST 3

小説 彼のための世界#1

2/7 21:33

〜2020年〜
人は必ず死ぬ。当たり前だ。しかしこの事を常に意識している人は少ないだろう。現に僕は、明日のテストのことと、ついさっきフラれた彼女のことで頭がいっぱいだった。
受験シーズンに入り、このままだとお互いの進路に支障をきたす、というのが彼女の言い分だった。きっと僕のことを思ってのことだろう。あぁ、そうに違いない!無理矢理納得して心を鎮める。気づけば信号は青だ。急いで横断歩道を渡る。
渡り終えたとき、背後から甲高い音が聞こえた。振り返ると、トラックがこちらに突進してきている。
(そうか、この辺りは見通しが悪いもんな)
なぜか冷静に判断できてしまう。しかし体はこの状況に対応できず、動かない。
「走馬灯、見えないじゃん」
これが僕の最期の言葉だった。




参加型小説、開始!

2/7 21:34

ふおおお
うちゃこん

2/8 11:4

最期の言葉好きw
カイト

2/8 21:15

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