ありす*
「教えて、のあさん。」
のあ
「あーもーうるさいなー!!
上手いか下手かで言うなら
上手くはない。けど面白い
声でインパクトはある。
一部にウケは良さそう。」
ありす*
「…それって…広く届かない
って事…?」
のあ
「まあ、そうかもね。」
ありす*
「…どこを直せばいいの。」
のあ
「しつこいなぁ。知らないよ。
直さなくてもいいじゃん。
別に。」
ありす*
「良くない。私は、自分の
声を地球全体に届く声に
したい。」
のあ
「ちっ…ちきゅ…!?
何そのスケール。」
ありす*
「好きな人に届けたいの。」
のあ
「す、好きな人ってまさか
チビで牛乳中毒な奴!?」
ありす*
「ううん。眼鏡で渋くて貫禄
がある人。」
のあ
「えっ、40代とか!?」
ありす*
「ううん。同い年。しかも
3ヶ月年下。」
のあ
「どんな高1だよ。」