CHIBI QUEST 3

[短編:1]ー彼岸花ー
入江

6/10 0:28

あれはちょうど秋分のころだ。私があの人に恋をして、別れを告げずに終わった、秋分の日。

「飛行甲板…炎上…消火急げげ…!!」
__あぁ、私は沈むのね。
必然的にそうわかった。飛行甲板炎上のうえ、戦艦の直撃弾もくらってしまっていた。
視界は赤く染まり、その赤に染まるのは銀の髪。
「加賀さ…大丈夫で…か!! 加賀さん…!」
「加賀さん! 敵機直上!!」
「加賀さん!!!」
翔鶴があぁ、見たくない。見たくないのだ。見せないでくれ…。
加賀さん…!!!!
全身汗だくで、動悸がする。呼吸が荒いのが自分でも分かる。悪い夢を見た。古い、昔の夢。
見たくないものはよくもいるものだ。
あの時、彼女に付けた傷は、絶対に忘れない。




かんこれ乙
ニノシン

6/10 0:57

面白かったです!オリジナルの作品もみたいな♪
クロノ

6/10 2:36

うん、上手い。戦艦?

6/10 12:31

あ、かんこれ

6/10 12:31

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