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雨の滴る街 ー17ー |
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アネモネ |
12/23 1:58 |
兎馬「みぃっけた」
久美「早い……光代、頼める?」
光代「せいぜい時間稼ぎが限界かな」
久美「それでいい、二人共逃げて、多分憶測だけど離れの方の丸いゲートを潜って!」
大嶋「久美さんたちは!?」
久美「私たちはこの身体に成ってしまった以上、帰っても一生モルモットだよ。だったら……貴方達を助けて死んだ方が何倍も良い」
光代「久美と同意件だよ」
久美「逃げて………」
吉田「でもっ……」
久美「最後位カッコつけさせてよ」
大嶋「吉田、行こう」
吉田「……分かった」
久美さんや光代さん達が戦闘を繰り広げている中僕らは駆け出した
大嶋「!離れ、あそこだ!」
吉田がため息を吐き背後を向くと情けのない声を上げた。
そう、恐らく久美達を倒してきたであろう兎馬の姿があった
サクッ
二人は怪獣と化した兎馬に切………
パタン
吉河「………つまんな」
隆起「そうかな、面白かったけど」
吉河「お前の読む本はよくわからんよ」
続く………