試しに僕が昔考えた話を載せてみる。
の、続きにございます。
よかったら、コメントしてくれると嬉し。
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そんな僕は一回殺されかけたことがある。
殺すのもいいが、殺されるのもとても良いものだ。
五歳の時だったか…もうそろそろ十歳になる姉に首を絞められたのだ。
あの時、姉は何がしたかったのだろうか…
僕と同じで人を殺してみたかったのか…
あの日の真相はわからないままだが、僕はそれで良いと思っている。
そんな日のことは忘れてしまい、姉と仲良く生きていたいからだ。
…姉はもう一度僕を、僕を殺してはくれないだろうか。
僕は今、刑務所にいる。
別に僕が何かしたとか、そういう訳ではない。
僕は死刑囚を殺す、死刑執行人を務めている。立派な公務員である。
僕のいる国ではよく、死刑が実行させる。
悪い奴が多いのだ。
そのおかげで僕は、連続殺人犯にならずにいるのでとてもありがたいことだ。
突然だが、僕を褒めてほしい。
僕はこの仕事に就くまで誰も殺さないで生きていたのだ。
能力持ち…異常者の僕が此処まで耐えたのだから。