仁
「…僕小さい頃から曲作って
歌うのが好きで、でも入院
したら二度と歌っちゃ駄目
って言われて。その鬱憤を
大きく書く事で発散してた。
そんな時アリスに会った。
君の歌を聴いて失くした僕の
声を見つけたって思った…。
…君と歌った後別の病院に
移って。でもどうしても
あの曲を最後まで歌って
ほしくて1日だけ抜け出して
あれを書いた。新歓の前に
君があのメロディを歌った時
すごく嬉しかったんだ。
変わらず歌ってくれてたん
だって。…アリス…だから
これからもずっと歌って
ほしい。」
ありす*
「無理よ!気にしないでいる
なんてそんなの出来ないわ。
ごめん、仁…。」
仁
(ごめんを言うのは僕の方だ、
アリス。君が全てを知った
瞬間ずっと抱いてた僕の夢が
ひとつ叶ったんだ。君が僕の
為に歌ってくれた。初めて、
僕の為だけに。)