side隆太

太郎「誰かが押した。。。？」

？？「正解〜！」

隆太「誰。。。」

振り向くと、見覚えのある、
いや、見覚えはあるが『思い出せない』
綺麗なアルビノの女性が居た。

？？「私は紗奈！綺麗な名前でしょう？」

彼女は紗奈(しゃな)と名乗り、アルビノ特有の赤い眼を細め咲(わら)った。
そんな彼女を見て、俺はこの状況下にも関わらず綺麗だと思った。

太郎「お前が全てやったのか？！」

怒りと憎しみがはっきりとわかる声で怒鳴る太郎。

紗奈「そうよ？」

一方紗奈はニコニコした顔で平然と答える。

太郎「お前。。。！！」

太郎が紗奈に殴りかかろうとする。
だから俺はそれを止めた。

隆太「やめろ。」

太郎「何で止めるんだよ！！こいつは。。。！！！」

霧島「ここで争ったって何も変わらないだろ！！それに。。。」

どうやら霧島は俺と同じ事を感じているらしい。

隆太「こいつは傷つけてはいけない。」

そんな会話を横目に紗奈は白く美しい髪を揺らし咲った。

続く！

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