CHIBI QUEST 3

小説 彼のための世界#35

3/7 22:21

僕は混乱している。知らない男から「監視している」なんて言われたら流石に驚くし、恐怖を感じる。
「監視?僕を?」
間抜けな返事しかできない。すると男は微笑み、
「冗談だ」
と肩をすくめた。どんな冗談だよ。
「少しからかってみたくなった」
男は悪びれもなく言う。そしてどこかへ去っていった。
「…なんだ今の。知り合いか?」
カイトが言う。
「いや。二人は知らないのか?」
「知らないな」
「見たことないわね」
不思議な人だったな。僕は忘れることにした。忘れる前に再会することになるとは思わなかったけど。

そのあと僕達は広場に向かった。そこには人が集められており、うちゃこんとモモの姿もあった。
「回復班は病棟へ行くこと。いいな?」
どうやら指示を出されているようだ。回復班とやらに回復魔道士がいるかもしれない。とりあえず集会が終わるまで待つことにした。




うちゃこん

3/7 23:11

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