かずき「もうすぐこの世界は終わりを迎えます」
ぼくは教壇に立ってからそう告げた 現在は朝のホームルームの時間 生徒たちは目を真ん丸にしながら僕を見た
かずき「僕は導くもの、神の代弁者です 終わりの日を迎えるこの世界の人々を導く、それが僕の運命です オワリノ日は十月十日、そう神はおっしゃいました このまま行けばきっと人々は道を失い きっと終わりの日を迎えた後路頭に迷うことでしょう 僕はそれを路頭に迷わせぬよう 神から命じられた導くものです」
様々な訝し気な視線が僕に集中する なにを考えてるのかがわかる『こいつはなにを言ってるんだと』生徒たちの目がそう言ってる
かずき「信じるか信じないかはあなた次第です ただ僕から言えるのは…」
舐めまわすように僕は生徒たちを見て
かずき「路頭に迷ったものはどうなるかわからないということです」
そう告げてから、僕は教室を出た その後教室からは笑い声が響き渡った
かずき「ふん…馬鹿どもが」
....続く