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魔王様のお気持ちは#18 |
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ココアナ |
9/6 19:8 |
「うぉし!こーなったら、やるっきゃない!!」
「ぶろっ!?…ぶろろ〜?」
いきなり立ち上がった俺に驚いたのか、ぼろぞうがコテンとひっくり返る。
俺はそんなぼろぞうをつまみ上げ肩に乗せてやる。
「俺、ちょっとあの人達の所に行きたいんだ!」
「ちょあー♪」
俺の言葉に肩に乗ったぼろぞうが嬉しそうに跳び跳ねる。
「でも…」
「ぶろろ?」
「俺、魔王なのに…勇者のあの人達の所に行って良いのかなぁ、会って良いのかなぁ…」
「ぼろぉ…」
思わず出た弱音にぼろぞうは悲しそうだった。
「ぶろ!ぶろろ!ぶろっちょ!」
「…え?仲良くしたいという気持ちに、魔王も勇者も無いって?
……ぼろぞう、お前いいこと言えるんだな」
そう言えばぼろぞうは自信満々で胸(?)を反らした。
いや、別に褒めてる訳じゃ無いんだけど……