「咎と願い」

隔てられた二つの世界
互いに独立し、干渉されない二つの世界

いつもの日々が変わる時まで
私は知るよしもなかった
そう、あの時…
貴女様を知らなければ…
これは、「恋」と言う名の咎だった…

恋は楽しいもの？
私は違った
苦しくて、辛くて、寂しくて…
この想いが募れば募るほど
大きくなり、そして狂っていった…

その時見たあの瞳は紫色の月のようだった
妖しく、淡く、そして美しい瞳だった

私は、パチュリー様が好きだ
もし、一緒に日々を過ごせたらと何度願ったかわからない
でもそれは日常を壊す事になるから
叶えようとは思わない

でも一つだけ願うなら
「貴女様の思う幸せを見つけてほしい」
それだけだ

私の事は知らなくていい
私の想いなら尚更

私はこの世界の誰より貴女様を想っています
だから、幸せになって…

これは私の咎
悲しき運命
「私」と言う名の罪人である

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