#29:渡したい物(続)

零「うおっ!？」
メディ「これは…!」
カンダ「それは名刀【ザンコウ】じゃ。むか〜しワシが若いころに来たカゲミツと名乗る者がこの村に来て、住みついたんじゃが、そやつが仲間を見つけたとかいって、世話になった礼だと言ってこれをおいていったんじゃが、片刃の剣を扱えるものはこの村にはあやつに稽古をつけてもらったワシだけなんじゃが、歳をとってもう動けなくてのぅ。
そこで、オヌシが貰って行ってくれぬか？」

カンダはそういって目を輝かせた。
零「ああ。ありがたく貰っていくよ。」
メディ「お〜…めっちゃ切れ味よさそう…解体するなよ？」
零「誰がテメェを食うか!」
カンダ「フォフォフォ!そうかそうか。では、ワシが少し基礎を教えてやろうかのぅ。」
こうして俺は、新たな武器、
【ザンコウ】を手に入れたのであった。

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